最初にコジローの羽を切った理由は、「ビタミンB1欠乏症」が急に悪化したのは、飛べるようになったことで体力をより消耗するようになったからではないかと考えたからです。
実は、コジローをお迎えした時に、たまたま羽を切られていたオカメちゃんがいたので、ペットコーナーの店長さんから羽の切り方も教えて頂いておりました。
コジローの体への負担も考えて…そして、万が一、窓から外に出て迷い鳥になるのを防ぐ為にも、羽を切ることを決心しました。
その店長さんから教えて頂いた通りに切ったのがこれです。
外側の羽を3枚ぐらい残して、他のを次の羽の長さに揃えて切るーーーというのですが、その後に買った本を見ましたら、全く真逆だったことがわかりました。
このように外側の羽を残すと、ケージの柵に引っ掛けたりして、羽を折ったりする危険性があるとのことが書かれていました。
確かにその通りで危険だし、こういう風に切れば、見た目では羽を切ったのがわかりにくいのかと思いきや、なんだか「ザン切りカット」でバレバレなんです。
ーーーそして一番肝心なことは・・・この切り方では「飛べます!」( ̄▽ ̄;)
上の画像は、コジパパが外で作業をしていたので、それを追いかけて飛んで網戸に張り付いていたところ、コジパパが「バンザ〜イ」って手を広げたら、それを真似して羽を広げている場面です。
しかし窓が閉まっていると、窓ガラスがあることに気付かず、飛んだ際に窓ガラスにぶつかってしまうーーーということが数回ありました。
初めてぶつかった時は強烈だったので、私は、コジローが脳しんとうでも起こさないかと心配で気が気じゃありませんでしたが、コジパパは「蝶の“りん粉”みたいだ!」なんて言って、ガラスに残った脂粉の痕をカメラに納めてました( ̄  ̄メ)
最初はそんな感じで、体力の消耗のことを優先して羽を切ったわけですが、また徐々に羽は伸びて、風切羽が背中で「X(クロス)」を描くようになりました。
「切らないで、このまま飛べるようにするか」
「このクロス部分を切って、たくさんは飛べなくするか」
そのどちらにするか、コジパパと何度も話し合いをしました。
いろんなサイトも見て、考えに考えた末、羽を切ることを選びました。
私がコジローを柔らかいタオルでくるんで羽を広げ、コジパパが外側の風切羽をクロスに重ならない程度に切りました。
切った当初は、何か悪いことをしてしまったような気がして心が痛んで、罪悪感がありました。
サイトで知った、ケガをして飛べなくなってしまったオカメちゃん達のことが頭に浮かんだり、何よりもコジロー自身が、飛べなくなってしまったことをストレスになったりしないか…そんな風に悩みました。
でも・・・。
もしもコジローが、窓から外に出てしまったら・・・。
いくら注意しても、「万が一」ということがあります。
そうなったら、きっとコジロー自身がパニックになって、私達のところに戻りたくても、どこが我が家なのかわからなくて右往左往するのではないか。
我が家のまわりには野良猫も多いし、トンビもカラスも多い…。
家の中でも、放鳥時に突然飛ばれて、何が起こるかわからない危険性もあることも知りました。
だから、あえて羽を切ることを選んだのです。
「飛べないストレス」を与えてしまうかわりに、私達がコジローにしてあげられることを考えて、実行していこう。
そう、気持ちを切り替えて、今に至っています。
具体的にどう実行してきたのかは、これから追って紹介していきたいと思います。
(*平成23年8月に撮ったコジローの画像です)羽を切った最初だけは、「バタバタッ」と飛んで、あまり飛べないということに気付いて、ちょっとだけシュンとしていたコジロー君。
でも、全然飛べなくなったわけではなくて1.5mぐらいは飛べるので、バタバタッと羽ばたいてストンと急落してケガをするということもないし、コジロー自身が、自分はどのくらい飛べるんだということをわかっているので、むしろそのほうが危険が少ないと思っています。
「羽を切ったこと」
それはコジローのことを一生懸命に考えた末に私達が選んだ答えであって、それが他のオカメインコさん達にも、あてはまるということではないと思います。
いずれにしても、どのオカメインコさん達も皆、生ある限り、飼い主の皆様の愛情をいっぱいに浴びて育ってくれますように心から祈ってやみません。
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